地上の宗教の間違い――シルバーバーチの宗教観・正しい宗教とはどのようなものか
一覧 > 2014年12月 > シルバーバーチ読書会の意義と役割
レジュメ作成者:スピリチュアリズム普及会 若山明子氏
※黒字はスピリチュアリズム普及会、若山明子氏作成のレジュメ
青字は読書会中に若山氏が語られた内容
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●シルバーバーチの霊訓の何が素晴らしいのかを考える
→ 地上で生きるための真理を網羅していると言っても過言ではない
地上で生活する私たちにとって必要なものを教えてくれている
●これまでどの宗教も明らかにできなかったが、シルバーバーチの霊訓で初めて摂理の神が説かれた
→ 祈りの対象は大霊とその摂理のみである
人間と神は摂理を通して繋がっている
摂理によってすべてが運行されている etc
●人類は、人間が霊的存在であることを、スピリチュアリズムが興されるまではっきりと認識できていなかった
→ 心身相関医学やホリスティック医学でも、心までは認めているが霊までは認めていない
WHOの憲章でも「霊性」という言葉が用いられたが、「霊とは何か」という定義がされていない
読書会の役割
●「シルバーバーチの霊訓」の画期性を確認する
・災害などで大勢の方が亡くなり、臨床宗教師という仕事ができて、グリーフケアをする人も出てきている。突然の死別に残された人をどう慰めるかということを中心に活動している。しかし、霊的な事実を知らない中では真に悲しみが癒されることはれない。人間は霊的存在であり、死は悲しむべきものではない。
・これまでの宗教で語られてきた死後の世界は曖昧だったが、シルバーバーチは明確に伝えてくれている。
→ 霊界では霊的成長によって行く界層が違うこと
類魂のこと
波長の法則
思念の世界 etc
全てが画期的な内容である。
●霊的知識(真理)の体系的整理・理解
シルバーバーチの述べる真理はシンプルだが奥深くて難しい。交霊会は60年間毎週行行われたので、語られた内容も膨大な量であり、日本語になっているのはそのほんの一部に過ぎない。実際はもっと多くのことを語っている。そのエッセンスを体系的にまとめていくのが普及会の役割と考えている。
●日常生活における霊的真理の実践への喚起
・真理を理解しても実践しなければ意味がない。実践しないなら知らないのと同じ。一人一人が霊的成長しないことにはせっかく届けられた霊的真理が無駄になる。実践が大切。
*読書会の役割*
真理の体系的理解によって正しく真理を理解し、正しい実践を行う
→ 利他愛の実践
霊的成長
*霊的成長について*
霊的真理を手にする → 霊的無知の克服 → 真理の実践によって霊的成長 → 地上天国
まず知識を手にし、理解し、そして実践することで霊的に成長できる。
・神を中心とする霊的同胞意識を持てるようになる
→ これによって初めて地上天国と呼べる状態になる。今は地獄。
本当の意味で成長できる世界(霊的成長できる世界)になって欲しいと霊界人たちは願ってくれている
・霊的無知 = 全ての存在が皆、霊的同胞であることを知らない
→ 人間と全く同じ存在ではないが、動植物も神の創造物であり、同胞と言える
なぜ「シルバーバーチの霊訓」なのか
●“通信霊”が最上級の高級霊
霊界通信はピンキリだが、シルバーバーチの霊訓はその内容から、現時点では最高級であると言える。もっと人類が霊的成長をすれば、更に高い真理が届けられるようになるが、今はシルバーバーチが述べていることすら実践できていないので、これ以上のものが届けられることは無い。
●通信内容が卓越している
量・質・スケール・深さ、どれをとってもシルバーバーチの霊訓は飛びぬけている
●地球人類全体の「霊的成長」と「魂の救い」を中心軸としている
全ての人類の霊的成長と魂の救いのために、シルバーバーチは霊界通信を送ってくれている。
※参考:「シルバーバーチは語る」p.22/L3〜L5
・大勢の指導霊が関わっていること
・シルバーバーチの仕事は重大な使命であること
・自分たちを破滅に追いやろうとしている地上人を救いたいという利他愛
→ 救うには「霊的成長」と「魂の救い」が大切
●他には見られない特殊な通信方法
●通信内容の“純度の高さ”
・霊界通信が成立する3つの要素
1. 通信霊 :シルバーバーチ
2. 霊媒(通信を受け止める人間) :バーバネル
3. 交霊会の参加者(交霊会の場) :ハンネン・スワッハー・ホームサークル
→ これら3つがないと成立しない
・モーゼスの「霊訓」
→ インペレーターが直接モーゼスの肉体を使って自動書記を行って通信を届けた
・「シルバーバーチの霊訓」
→ シルバーバーチは地上に直接霊界通信を届けるには霊格が高すぎて、地上の霊媒とコンタクトがとれないため、霊界側にも中継役の霊媒を置かなければならなかった
→ 霊界通信には必ず霊媒の潜在意識が混入するが、シルバーバーチはそれを防ぐために綿密な準備を行い、霊媒(バーバーネル)の身体の癖や考え方などを把握し、100%自分の言いたいことを言えると述べている。
→このことから、他には見られない特殊な霊界通信であることがわかる
※参考:「シルバーバーチは語る」p.12/L1〜L5
●半世紀以上にもわたる“長い通信期間”
*霊界通信の期間*
モーゼス: 10年
シルバーバーチ: 60年(1920年代〜1981年)
→これ程長い期間にわたって通信を送ってきた霊はいない
※以上のような、シルバーバーチの霊訓の特殊性や使命の大きさ、通信内容の卓越性などを確認するのが読書会の役割
「シルバーバーチの霊訓」――地上人にとって最高の人生の指標
●何のために生きているのか……永遠の霊的成長、霊的同胞世界の確立
すべての人間が成長して霊界と同じように、天国のような世界にしなければならない。そして、霊界へ行った後、永遠に霊的成長の道を歩んでいく。
●どうやって生きていけばいいのか……摂理に沿った生き方(霊主肉従、利他愛の実践、苦しみの甘受)
どのようにして霊的成長するか、霊的同胞世界を確立するか
→ 霊的自己コントロール・利他愛の実践・苦しみの甘受
※苦しみの無い人間はいない。苦しみを取り除くのがこれまでの宗教の目的だったが、苦しみによって
霊的成長ができるという「苦の哲学」をシルバーバーチは届けてくれた
(参考:「シルバーバーチの霊訓」p.36/L9)
私たちは何をすべきか
●霊的知識(真理)を学び、霊的事実を知り、正しく理解する
大霊が私たち人類にこのように生きてほしいと願っている生き方をするには真理を正しく理解する以外にない。
●真理にそった日常生活を送り、霊的成長をする
●他の人々にも真理を伝える
誰にでも真理を伝えることはできないが、いつその時がきても良いように、いつでも伝えられる準備とその心構えをもって生活することが望まれる。
読書会参加の意義
●霊的真理を学ぶ → 正しい霊的知識を得る(体系的な理解・何を実践すべきかの理解)
●霊的真理を中心とした人間同士の集まり → 一般社会における人間関係とは違った関係
●日常生活における実践に踏み出すための霊的エネルギーの充電
・霊的エネルギーは宇宙のどこにでも充満していて、背後霊や守護霊も送ってくれているが、読書会で心が高められた時にも霊界からのエネルギーが届けられやすくなる。
・瞑想や霊的真理に基いて生きることが当然の人たちの集まりでは、背後からの働きかけがしやすくなる。また、霊的真理を学び、心が高められた時には援助を受けやすくなる。
●実践への意欲を高める
・実践しなければ意味がない。シルバーバーチの語っていることは誰でもできること。日常の中でも小さなことから少しずつ実践していけばよい。その中でもしも、時期の来た人に伝えることができればよいが、真理を知らなくても霊界からの働きかけがある。「人のために」と思って生きている人は、たとえ真理を知らなくても真理にそった歩みをしているので、霊界から導かれている。霊的真理を知っているなら尚更、より多くの霊界人たちが応援し、援助してくれる。
●神・霊界を身近に感じる
神は常に私たちに寄り添ってくれていると同時に、霊的真理を正しく理解し、それに基づいた実践を行う努力を続けるうちに、神の愛をひしひしと感じることができるようになってくる。守護霊を実感として感じられるようになってくる。
●自分の存在意義を確認する
自分の存在を否定し、私など人のために何かできるわけがないと思いがちだが、真理を知って実践することがどれ程素晴らしいことであるか、計り知れない。「何の能力もない自分が」などと卑下する必要はない。その素晴らしさは真理の実践をするだけで価値がある。
スピリチュアリズムの内容の全体像
地上への働きかけは1948年のフォックス家事件以前からあったが、人類はまだ霊的真理を受け入れるだけの霊性が発達していなかったので、それまでの働きかけは一時的なものに終わっていた。そこで、霊界からの組織的な働きかけの際には、物理的心霊現象から始めざるを得なかった。
★シルバーバーチの霊訓にまで辿り着けた人は、霊的人生(実践)にまで到達しなければ意味がない
★シルバーバーチの語る内容を体系的に理解して、実践を促すことが読書会の目的
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