サークルづくりについて
一覧 > 2014年7月 > 祈りについて > サークルづくりについて
レジュメ作成者:スピリチュアリズム普及会 若山明子氏
※黒字はスピリチュアリズム普及会、若山明子氏作成のレジュメ
青字は読書会中に若山氏が語られた内容
※当サイトに掲載するスピリチュアリズム普及会出版の本文の内容や図はスピリチュアリズム普及会の許可を得て掲載しています。著作権等の関係上、無断で転載されませんようお願いいたします。
尚、当サイトはリンクフリーです。
スピリチュアリストの集まりと、スピリチュアリズムの草の根運動
※スピリチュアリズムは霊界主導の地球人類救済活動であり、その推進の地上側の道具がスピリチュアリストである。
・スピリチュアリズムの伝道は草の根運動――時期の来た人を相手に真理を伝えていく
スピリチュアリズムの説く霊的真理は、霊的成長度がそれぞれに違うため全ての人間が受け入れられるもの
ではない。ゆくゆくは全ての地上人が理解するようになるであろうが、現在はそうではない。霊的真理を受け入れることのできる時期に至った人に一人ひとり霊的真理を伝えていく。そのためにサークルを作り、霊的真理普及を目的として意識を高めると良い。
・スピリチュアリスト・サークルは、少人数の「大人の霊」の集まり
「大人の霊」・・・スピリチュアリズムの価値を正しく理解し、霊界の道具として人生を捧げようと決意した人のこと。
「子どもの霊」・・・自分や家族などの幸福しか考えられない人、霊的真理を知らない、または受け入れられない人のこと。また、霊的真理を知ってもいつまでも物理的心霊現象や霊媒現象から離れられない人、ただ知的好奇心を満たすだけで実践に移せない人も子どもの霊と言える。
霊的真理を知ったなら大人の霊になるように努力してほしい。
・従来のスピリチュアリズムの組織(ISF、SNU、NFSH、SGAB、日本心霊科学協会など) ……霊的真理の理解が不十分であった(未熟さゆえに低い次元のまま活動)
霊的真理の価値がよくわからずに未熟な活動のまま進歩していない。従来のスピリチュアリズムの組織は思想止まりで実践にまで踏み出していない。日本の現在のスピリチュアリズムのように実践中心というのは画期的なことである。
・欧米のスピリチュアリスト・チャーチの現状……交霊会、霊能者によるデモンストレーションなど
過去の流れを引きずったままの活動 → 子どもの霊の集まり、低い霊的レベルのまま
イギリスのスピリチュアリズムは現在でもシッティング中心であるにも関わらず、それを平気でスピリチュアリズムと称している。全盛期には数多くのスピリチュアリスト・チャーチが設立されたが、現在のチャーチではシルバーバーチの書籍も置かれておらず、テレビの人気番組が放映される日にはチャーチに人が集まらないそうである。
イギリスがスピリチュアリズムの本場であると言って渡英したいと言う人がいるが、このような現状のイギリスにわざわざ行く必要はない。
|
|
<現代のスピリチュアリズム>
現代は既に実践の時代になっており、交霊会の時代ではない。
また、シルバーバーチはもう古いと言う人がいるが、シルバーバーチのもたらした内容すら実践できていないのに、それ以上のものが霊界からもたらされるとは思えない。現代はやっと物理的心霊現象・霊魂説の証明・思想の時代を過ぎ、実践の時代に至ったところである。シルバーバーチは地上人にとって少し高いレベルのものをもたらしてくれているので、その実践には苦しみが伴う。
現在イギリスのスピリチュアリズムは霊魂説の証明で止まっている。霊魂説の証明は確かに第一期スピリチュアリズムの目的だったが、それはスピリチュアリズムの前座に過ぎない。
・スピリチュアリズムを悪用した偽善グループ……霊能力や心霊現象を謳い文句にしたセミナー、ニセ霊能者によるスピリチュアリズムを悪用したファンクラブ、低俗な人間だけが集まる「シルバーバーチ読書会」
シルバーバーチの読書会と称していても低レベルなものもある。主催者の自己顕示欲が見えるか否かで判断する。
スピリチュアリスト・サークルの意義
・スピリチュアリズム運動の最前線基地……地上サイドの中心的役割
霊界人は地上人を道具としなければ直接地上に働きかけることはできない。地上のスピリチュアリスト・サークルや読書会に働きかけ、計画を進めていくのである。
・霊的エネルギーの補給所……サークルに参加するだけで一気に高い霊的意識まで引き上げられる
肉体を持っていると霊主肉従の努力や祈りの実践の大変さは並大抵のものではない。一人では高い心境を維持することが難しいが、読書会やサークルに参加することで霊的に引き上げられ、それが可能になる。そういう意味において読書会やサークルに参加することは価値がある。
・霊的な礼拝所……参加者(スピリチュアリスト)が一堂に会して神の前に礼拝する
・地上における霊的家庭……神を中心とする霊的家族、高次元の愛の交わり
地域の集まりや会社の集まりなど、地上の集まりとはまったく違う。霊的な集まりでは神と霊的真理を中心とした家族のような集まりであり、この世の家庭よりも純粋な関係である。
・人間の訓練場……一人一人のメンバーの霊的成長を最優先する、利他愛に基づく本当の人間関係
・霊界人との霊的絆を強化する場所……地上人と霊界人が心を一つにして“霊的絆”を強化する
地上人がスピリチュアリズムに対する自己犠牲の決意や道具意識を持つことで霊界人との絆が強化され、否応なく働きかけてくれるようになる。
スピリチュアリスト・サークルづくりの準備
・サークルのメンバーの選出(大人の霊、安易にサークル作りに走らない)
スピリチュアリズムのために人生を捧げたいと思う人だけが集まるべきである。そうでない人はサークルのメンバーには入れるべきではない。同じ目標を持ち心の通じたひとが集まるようにする。
【参考】
*『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会) P.247/後ろから4〜P.248/L6
安易にサークルを作らない。サークルの集まりでは時間を決めて同じ部屋で集まるようにすると霊界が準備を整えてくれる。できれば週一回くらいの集まりを持つと良い。
・メンバーと出会う前の孤独な期間……決心が本物であれば、いつか必ず出会いがある、霊会が導いてくれる、ベストの道を歩んでいる
適当にメンバーを集めてはいけない。本当に自分と同じだと思った人とだけサークルを作る。スピリチュアリズムに全人生を捧げたいと思う人とだけ作るようにすること。霊界人たちは私たちが真理に目覚めるまで何年も待ってくれた。そのことを思い、なかなか出会いがないと焦らずにじっくり待つこと。
・サークル作りの第一歩は「読書会」から
・インターネットを利用したサークルづくりの可能性……きっかけとはなるが、スピリチュアリスト・サークルの代用にはならない、霊的絆で結ばれた深い人間関係を築くことはできない
Facebookなどで読書会をしている人もいるが、現実的なサークルとはなりにくい。知的レベルの満足で終わってしまうことも多い。また霊的真理の勉強にはなるが、実践が伴わないことが多い。
実際の人間関係では必ず摩擦があるため、サークルは人間愛の訓練場の役割を果たす。インターネット上の人間関係では愛の訓練とはならない。
サークル活動の進め方
・スピリチュアリスト・サークルでの活動内容
メンバー全員の霊的成長を促すこと……霊的真理の学習会、祈りの会、親睦など
スピリチュアリズムの発展に寄与すること……霊的真理の伝道(ネット、読書会など)
・活動回数・活動場所……週1回、メンバーの家庭の一室、公共施設など
霊的真理の学習会
・学習会の目的……霊的真理の理解を深める、霊的意識を高めてスピリチュアリズムに参加することの意義と価値を再認識する
読書会は霊的真理の基本的理解の場であり、サークルは実践の補助としての役割を果たす場である。
・学習会では無駄話をしない
アットホームなのと無駄話をするのとは違う。世間話をして地上的な集まりと変わりないようでは困る。
サークルでの学習会は神や霊界と触れ合う聖なる時間である。
・学習会のカリキュラム
@はじめと終わりは「瞑想(祈り)」
A霊訓による霊的真理の学習(輪読、各自で黙読、講義、質疑応答など)
B体験談の発表やヨーガなどの心身のリフレッシュ
・学習後の感想を記録する(信仰ノート)……自分の心(霊的意識)の上限レベルを知ることができる
読書会や学習会で高められた時の自分の心境を記録することで、自分の“霊的上限レベル”を知ることができる。そのレベルを日常生活の中でも持つことができるよう指標とする。
スピリチュアリズムの普及活動について
・サークルは霊会の大霊団の地上サイドの足場、メンバーは前線部隊の兵士
・霊的真理の伝道が使命
スピリチュアリストは手にした霊的真理を時期の来た人に伝えていく使命と責任を担っている。スピリチュアリスト・サークルは霊的真理の伝道が使命である。
・サークルで行う伝道活動……読書会、インターネットの利用、無私無欲のボランティア活動
スピリチュアリズムの普及に直接結びつくような活動を行う。
サークルにおける問題とトラブル――サークルは人間関係の訓練場
・各自が自分の欠点を認め、自己コントロールに努め、自発的に霊的成長の道を求める
・スピリチュアリスト同士の人間関係であっても摩擦やトラブルは発生する
・大人の霊としての厳しい克己の努力、寛容さ、忍耐が必要……高次元の霊的修行
サークルでの人間関係は高次元の霊的修行の場となる。同じスピリチュアリストでもどうしても合わない人もいる。直すべきところは指摘してあげるが、寛容の心で良い面を見てあげる努力をする必要がある。寛容性を持つための努力は真実の愛を身につけるための修行となる。
サークル活動の行き詰まりと解散について
・他のサークルへの移動……霊的成長に伴い、より高い世界を目指すのは当然(純粋な動機)
自分の霊性に合った別のスピリチュアリストとの交わりを求めることは間違いではない
霊界ではそれぞれの成長度が同じ「類魂」に所属しているが、霊的成長にともない別の類魂へ移行する。
スピリチュアリスト・サークルでも、霊的成長に伴い別のサークルへ移動しても良い。
・サークル活動の行き詰まりと、サークルの解散
サークルが各自の霊的成長にプラスになっているか
人々の貢献にプラスになっているか
霊会の良き道具になっているか
などを基準として判断する
●リーダーの役割とサークルの発展
・リーダーは孤独で辛い立場、多くの自己犠牲 → 霊会から多くの援助が与えられる(霊的宝)
→ スピリチュアリズムへの大きな貢献
資料を作る、会の進行を考えるなどの準備、会場の予約など面倒なことが多いが、多くの犠牲に比例して霊界から援助が与えられるようになる。
・リーダーに必要とされる、さまざまな霊的内容
無私無欲で謙虚な道具意識
見返りを一切期待しない犠牲精神
スピリチュアリズムへの貢献性
霊的導きに対する信頼
いかなる困難にもめげない忍耐力
他人の足りなさに対する寛容性
純粋な動機
(優れた人間性、スピリチュアリストとしての豊富な経験、霊的真理の深い理解など)
サークルの内容はリーダーの内容によって決定される。誰もがリーダーになることはあり得る。リーダーは霊的に純粋なだけでなく、人間的に大きくなければならない。リーダーとして最も重要な内容は「純粋な道具意識と犠牲精神」と「徹底した奉仕精神」である。
・メンバーを育て、サポートする(優しさの安売りはしない、過剰な干渉はしない)
優しい人はいい人と言われるが、真の愛は優しさと厳しさがセットである。優しいだけの人は“いい人だと思われたい”“嫌われたくない”という利己的な想いがある。
また、メンバー自身が自ら霊的成長の道を歩めるようにサポートすることが大切であり、相手に過剰な干渉をしてその道を阻害するようなことはしない。
・スピリチュアリズムの本道から外れた者とは、潔く手を切る
いつまでも本道から外れた人をサークルに入れているとサークルが乱れるので、潔く手を切る。
スピリチュアリスト・サークルを単位とする霊的ネットワークの展開
・スピリチュアリスト・サークルへの参加の意義……メンバーとしての共同成長、多くの苦労・面倒
サークルのメンバーとして歩むということは、1人で気ままに歩むよりも多くの苦労や面倒が生じるが、苦労に応じて霊的成長が得られるようになっている。
・全国各地でのスピリチュアリスト・サークルの拡大……サークルの参加者から主催者へ
今後、日本にも英国のスピリチュアリスト・チャーチのようにスピリチュアリスト・サークルが作られるようになる。読書会やサークルを作ることは困難が伴うが、それに見合ったものが必ず与えられるようになる。
・スピリチュアリスト・サークルを単位とする霊的ネットワークの形成……他のサークルへの参加や自由な移動(他者から学ぶ、スピリチュアリズム全体の発展)
スピリチュアリスト・サークル同士の自由な行き来がスピリチュアリズム全体のレベルアップにつながる。
Copyright(c)シルバーバーチの霊訓を道標に生きる since 2014. All Rights Reserved.