3章 地球浄化の大事業

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レジュメ作成者:スピリチュアリズム普及会 若山明子氏

黒字はスピリチュアリズム普及会、若山明子氏作成のレジュメ

青字は読書会中に若山氏が語られた内容

緑は当サイト著者の補足

ピンクは本などの抜粋(普及会出版のものはリンク先で全文読めます。)

※当サイトに掲載するスピリチュアリズム普及会出版の本文の内容や図はスピリチュアリズム普及会の許可を得て掲載しています。著作権等の関係上、無断で転載されませんようお願いいたします。

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3章 地球浄化の大事業

3章 地球浄化の大事業(=スピリチュアリズムのこと)

原題『THE DIVINE PLAN(神聖な計画)=スピリチュアリズム』

★霊界が主導となっているこの計画をスピリチュアリズムと言う。それが地球浄化の大事業。

★スピリチュアリズムに出会い、時間がたってくるとその教えは当たり前のものになってくる。しかし、当たり前の知識がなかなか正しく理解されていない。

自称スピリチュアリストの中にも正しく理解できていない人も多いので、体系的に正しく学んで欲しい。

現在出版されているものは、当時としては仕方の無い事だが、編集にやや難があり、内容があちこちに飛んでいる。本を読むだけですべてを理解するのはとても困難なので、事前に内容を理解してから本文を読むと良い。

(1)1章・2章の要点

★1章2章はシルバーバーチの紹介と霊訓の目的について書かれていた。

霊媒を通して通信を送ってくるその仕組みは

@通信霊  :シルバーバーチ

A霊媒   :霊界の霊媒(地上でレッドインディアンだった人物)と地上の霊媒(バーバーネル)

B発言の場 :交霊会 ハンネン・スワッハーホームサークル

                    交霊会のメンバーも霊界の導きで集められた

・「霊界通信」の演出の目的…地上人に霊的真理・教訓を伝えて魂の革命を起こして地上人類を救う

★霊界通信の目的は霊界通信によって悲劇にまみれている地上人類を救うこと

・「シルバーバーチの霊訓」は高級霊による最高次元の霊界通信

★ニューエイジ(セスの通信など)も霊界通信。霊界通信は送ってくる霊がどのレベル(霊的成長度)にいるかによって内容が変わってくる。

今後人類が向上すればもっと高い内容の霊界通信が送られてくるようになるが、今のところシルバーバーチが一番高いレベルにあると考えられる。

・「シルバーバーチの霊訓」は、霊界あげての”地球人類救済活動の一環”として展開されたもの

・「シルバーバーチの霊訓」は、霊界のイエスを中心とする高級霊団によって演出されたもの

★キリスト教の教祖とされているイエスがスピリチュアリズムの主導者。

・シルバーバーチは高級霊団のマウスピース

・シルバーバーチの霊訓」…シルバーバーチという一人の高級霊の見解ではなく、地球人類救済活動を主導する霊界の高級霊団の総意

★「シルバーバーチの霊訓」はシルバーバーチ一人の言葉ではない。高級霊界の霊団の総意。主導者はイエス。地獄さながらの地球を救いたいという思いによって興された。地上への働きかけの代表がシルバーバーチで、常に「私はマウスピース(代弁者)に過ぎません」と語っている。

(2)「スピリチュアリズムの定義」…霊界主導の地球人類救済の大計画

★スピリチュアリズムの大きな定義は「霊界主導の地球人類救済活動」イエスを中心として、霊界をあげて私たちに働きかけてくれている

・「スピリチュアリズム運動」とは ―高級霊界あげての組織活動

目的は地球人類に霊的真理をもたらして救うこと

★食べ物の寄付によって物的に救う事もできるが、戦争・飢餓などの根本原因を一掃する為に霊的真理をもたらし、霊的覚醒をさせて、悲劇の根本を改善していくことで地上人類を救おうという働きかけ。非常に時間がかかる大変なことだが、根本原因に働きかけるので最も効率の良い改善方法。

・世間一般でいうスピリチュアリズム…1848年の米国フォックス家事件に始まる心霊研究・心霊思想 → スピリチュアリズム運動のほんの一部分に過ぎない

★霊界の働きかけの中で、心霊現象を科学者が実験して実証した時期があったが、それによってスピリチュアリズムが定着したと言うわけでもない。現実に目の前で物を動かし、空中浮遊をみせる演出が為されたが、目に見える現象にとらわれ、奥にある真理(霊的存在であること・霊界が有ることなど)に目を向けることなく表面的なことだけに興味を持つ人が増えただけ。

霊的真理を言葉にして人間の理性に訴えかける形で霊的真理を伝えていこうという決意のもとで働きかけが始まった。

初期の物的現象は地上に真の霊的真理を伝えるための前座に過ぎなかった。スピリチュアリズムの本質は、霊的真理の実践によって救われると言うこと。人間の理性に訴えるもの。

・スピリチュアリズムの本質…次元の高い”霊界主導の地球人類救済計画”

心霊研究でも心霊思想でもない(p.55/2〜3)

★シルバーバーチによってはじめてスピリチュアリズムの本質が明かされた

★、本当は最初から霊的真理を語って理解してほしかったが、地上人の霊性がそこまで至っていなかったため、仕方物理的心霊現象から始めた。

(3)スピリチュアリズムの様々な要素

@スピリチュアリズムの主役・・・霊界の霊たち(大霊団)

★霊界の何億と言う霊たちがスピリチュアリズムの主役

A地上のスピリチュアリスト・・・霊の補佐役・協力者

★霊界と言うとまだまだ、いかがわしいと思われがちだが、そういう中で霊界の意図をしっかりと汲み、霊界の補佐役・協力者として地上に広める道具として、また、霊界通信をおろしていく存在がスピリチュアリスト

Bスピリチュアリズムの目的とは・・・地球人類の救済

★地上人は救済されないといけない存在であること、お金があるからと言って幸福なのではないことを知らない。

かといって時期の来ていない人に霊的真理を押し付けることはできない。霊的真理には受け入れるタイミングがあるので、物質的に生きている人を非難してはいけない。自分も過去にはそうであったことを理解し、時期が来ることを祈る。

C救済計画の具体的内容

D計画の進展状況

★スピリチュアリズム運動が開始されて160年以上経つが、その間どのような進展があったかについて見ていく。

E計画に対する妨害・反対

★スピリチュアリズムに対する反対者・妨害者についても知っておく必要がある。

※今月は(3)―@,C,Eについて学びました。尚、(3)―Bは1章、2章の内容になるので今回は省略しました。(3)―A,Dについては3月の読書会で学びます。

(3)―C スピリチュアリズムの人類救済計画の方法

★地上には多くの宗教があるが、どの宗教も「自分たちの宗教は人類を救うためにある」と信じている。世の中の宗教とは本来人類を救うためにある。

その救いの内容の例として

・神の一方的な導きによって奇跡が起こって救われる

・教祖特別な力によって救われる

・教祖の言うことをすべて信じて修行をすれば救われるから教祖を信じよ

・救世主によってすべての人の罪が償われて救われる

・聖なる書物を読んで、それに従って生き、どんな罪を犯しても死ぬ前に改心して罪を告白すれば救われる

・お金を払って仏壇や仏像、お守りを買えば救われる

など、様々な宗教が救いの方法を説いているが・・・本当にこれで救われるのか。

・霊的真理を地上にもたらして、悲劇の原因である霊的無知・物質中心主義・利己主義を追放し、地球上から悲劇・不幸をなくす。

★このようにして地球人類を救済していこうというのがスピリチュアリズムの救済観。


スピリチュアリズムの霊的真理による人類救済の全体図

★全ての悲劇の原因は霊的無知から始まっている。

人間が霊的存在であること、死後の世界(霊的世界)のこと、霊的成長が人生の目的であることが霊界と地上の関係が全く分かっていないことがすべての元凶であるということをシルバーバーチは語っている。

私たちが霊的存在であることがわかれば、皮膚の色など関係ない。目に見える皮膚の色、言語の違いなどによって差別をしてしまうということが起こっているのがこの地上世界。同じ霊的存在であることを理解していないから差別をしてしまう。

霊界へ行けば皮膚の色や言語などは区別がない。過去世では今自分が差別している人種だったかもしれないことを知らない。

そういう霊的な事実を知らない中で人種差別がおこってくるため、戦争が引き起こされる原因にもつながる。それらは全て霊的無知によるもの。

★以上のような霊的無知によって、目に見えるものがすべてだ、物さえあれば、お金さえあれば幸せ、短い人生楽しまないと損だ、この世がすべてだから好きなように生きればいいじゃない、自分さえよければいいじゃないか、と物質中心主義・利己主義(二つのガン)に陥ってしまう。それによって様々な悲劇が生まれている。この二つのガンをなくさない限り地球上に悲劇が存在し続ける。

★戦争・貧困・飢餓について

この21世紀の現代でも、戦争はおこっていて、今この瞬間も戦争によって人が死んでいる。また、日本にいると想像もできないが、世界にはものすごい数の人々が貧困に苦しんでいる。

そして貧困によって飢餓が起こっていて、この時代にあって世界の死因の一位は飢餓という現実がある。私たちの住む地球は神が与えてくださった成長の場所だが、神は地上のすべての生物が生きていけるだけの食料を与えてくださっている。

★環境破壊・動物虐待について

豊かになりたいために環境に配慮するよりも経済優先になっている。

また、最大の動物虐待は肉食。

今すぐには肉食をすべてやめることまでは求められてはいないが、徐々になくす方向へ持っていくべき。

毛皮や革製品も動物虐待。どうしてもそれが無くては生きていけないのであれば仕方ないが、なくても可能なら控えていくべき。

動物も地上に生命に与えられた仲間であるとシルバーバーチは言っている。

動物には霊は無いが、私たち人間が動物を保護して愛すべき存在が動物である。それを苦しめることは過ちである。これもまた霊的無知によって引き起こされている。

★間違った宗教による霊的牢獄化について

間違った宗教の教義の中に魂が閉じ込められ、死後もその思想から逃れられないでいる人が数多くいて、非常に大きな問題。

死後もその間違った教義の思念に閉じ込められて、そこから抜け出せず、死後も自分が霊的存在であることに気付くことが出来ないで霊的成長が阻害される。

死後にその状態から抜け出ることは非常に苦労が多いため、地上においてドグマから抜け出せるというのも難しいことだが、それができれば本当の救いになる。

つまり、地上で誤った教義を信じ込んだ人が、霊界へ行ってからの生活が豊かになるかどうかは、霊的牢獄から抜け出せるかどうかが大きな鍵となる。

※狂信者の死後の様子について、カール・ウィックランド博士の「迷える霊との対話」より抜粋します。

本の内容を簡単に説明すると、アメリカの精神科医であるカール・ウィックランド博士が霊界の霊団の力を借りて、精神病患者に憑依している霊を霊媒である妻に乗り移らせ説得し、患者と憑依霊を救った記録をまとめた著書です。

「●死後も自己暗示状態から抜け出せない“狂信者”

霊媒(カール・ウィックランドの妻、アン・ウィックランド)に乗り移ってから、大声で賛美歌を歌っている。

博   士 「ここへおいでになったのは、今回が初めてですか」

スピリット 「もう少し歌いましょう!」

博   士 「あなたとお話ししたいのですが・・・」

スピリット 「もう一曲歌いましょう!」

博   士 「これ以上歌ったら、少し熱狂的になりすぎませんか」

スピリット 「ここは教会じゃありませんか。大いに歌わなきゃ。さぁ、歌いましょう、ハレルーヤ!話って、なんですか」

博   士 「少し落ち着いて話しましょうよ」

スピリット 「まず、賛美歌を歌わなきゃ。それが教会のしきたりです。永遠に祈りつづけましょう、イエスの御名のもとに!」

博   士 「永遠はちょっと退屈ですね」

スピリット 「賛美歌を歌い、そして主に祈るのです。ハレルーヤ!主イエス・キリスト!」

(中略)

(博士に地上時代の名前を聞かれて・・・)

スピリット 「名前はセーラでした。(大声で)イエスの御名のもとに申し上げます!」

博   士 「セーラ・何とおっしゃいましたか」

スピリット 「マクドナルドです。イエスの御名のもとに申し上げます!」

博   士 「そんなに絶叫しても何にもなりません。あなたは死んで、かなりの年月がたっていることが分かりませんかね?」

スピリット 「ハレルーヤ!」

博   士 「その身体(霊媒である、博士の妻アンの身体)は、ほんの一時だけ使用していらっしゃるのです。聞こえていますか。今年は何年でしょうか」

スピリット 「イエスの御名のもとに、そんなことはどうでもいいです」

博   士 「狂信者は、信仰以外はどうでもいいのですね?」

スピリット 「私は、敬虔なクリスチャンです――イエスの御名のもとに。神に栄光あれ!ハレルーヤ!」

(中略)

結局このスピリットは一片の理性も見せようとしないので、強制的にマーシーバンド(霊界の霊団)の手にゆだねられた。」

「迷える霊との対話」(ハート出版)p.555〜p.562


この例は、地上時代に築き上げた信念や思想をそのまま携えてあの世へ行くので、死後もその自らの思念のなかに閉じ込められている様子が良く分かる内容です。

もう一つ、シルバーバーチがドグマによって魂の進化が阻害されているケースについて語った内容を抜粋します。


地上時代に受けた間違った教えの為に魂の進化が阻害されている霊が話題になった。メンバーの一人が、最後の審判日を待ちながら死体の埋葬されている墓地で暮している霊がいるという話を聞いたが、そんなことが本当にあるのかと訊ねると――


「事実その通りなのです。それが私達にとっての厄介な問題の一つなのです。

教会で聞かされた通りのことが本当に起きるものと信じ切っているものですから、自分からその考えに疑問を感じるようにならない限り、側からはどうしようもないのです。死ねばガブリエルのラッパが聞こえるまで墓地で待つものという想念体を、全生涯をかけて作り上げてきているわけですから、その想念体が崩れない限りは、いつまでもその牢獄から脱け出られないのです。

死んだことが信じられない霊の場合も同じです。信じることを拒んでいる限り、私達も為す術がありません。もう死んで霊の世界に来ているという事実を信じさせることがどんなに難しいか、皆さんには理解出来ないでしょう。

随分前の話ですが、クリスタルデルフィアン(1950年代に米国で生まれたキリスト教の一派)だという霊と長々と話し合ったことがあります。私は何とかしてその人が既に死んでいる事実を納得させようとしたのですが、『こうして生きているのに、なぜ私が死んでいるのですか』と言い返して、どうしても信じてくれませんでした。復活の日まで待ちますと言って、その場から離れようとしませんでした」

シルバーバーチのスピリチュアルメッセージ(ハート出版)p.70

★様々な悲劇を解決するためにはどうすればよいか

こうした霊的無知の状態を克服して悲劇をなくすために霊的真理をもたらすことによって、霊的真理に沿った生き方をしていき、物質中心主義を霊中心に、利己主義から利他主義を確立していくことで悲劇を解決しようという働きかけがスピリチュアリズム。

★人間は同じ神の子であり、霊的同胞であることを理解することで悲劇を解決していく。

人間は再生を繰り返しているので、今は黄色人種でも、過去世では別の人種であったかもしれない、また、自分が差別している人種だったかもしれないし、飢餓に苦しんで生きたかも知れない。

そういうことを当たり前のように考えられるようになれるということが、霊的真理を人生の規範にして生きるということ。

いつも上の図のような大きな視点を心に留めて生活することによって、霊的真理に沿った生き方とは、どういった方向に進んで行かなければならないか、を思い返すことが大切。

★霊界人は肉体がないので自分の身体を維持する必要がないので利他愛一色。そういう人たちが地上の現状を見ると肉体を持って感覚が鈍っている私たちよりも一層身を切られるような辛さ、痛みを感じていて、どうにかして救いたいと願っている。霊界へ行けば私たちも同じように身を切られるような痛みを感じるようになる。

・地上人類は霊的無知から暗黒と絶望の道を選択、霊界から地上に希望と光明と安らぎをもたらす叡智(霊的真理)を教えようとしている(p.43/後ろから1〜p.44/3)

★霊的無知ゆえに神の摂理に沿えなかったので、地上が地獄さながらの世界になってしまった。

摂理に沿うのも逆らうのもどちらも地上人類の自由意思によって選ぶことが出来る。地上人類は自ら悲劇の道を選んできた。今後、霊的真理に沿った道を選ぶことで地上天国を築くことが出来る。人類が自由意思によって間違った方向を選択してしまった結果。自由意思によって正しい方向を選ぶことが出来るようになれば、地上天国の方へ舵を切ることができる。

・霊的メッセージ(“霊的真理”)は、物質界を支配する唯物主義を消滅させる(p.44/後ろから2〜p.45/1)

★環境問題、政治、教育、医学、栄養学、あらゆる分野に働きかけてくれている。それらの道は摂理に従った方向にだんだん集約されてくる。過去を振り返ると変わってきていることが良く分かる。背後の働きかけによって各人の霊性によって受け入れられる分が届けられる。

解決するのは何百年も先の話になるが、霊的真理の光によって少しずつ問題が解決していく。

・“霊的真理”を物質界の最も重要な位置に据えることで、唯物主義と利己主義を地上から追放する(p.53/後ろから2〜後ろから1)

★「今度こそは」の部分は原文では「This time」となっていて、「今までとは違う」ということが強調されている。

これまでもずっと様々な宗教が霊界からの働きかけによっておこされてきたが、地上的・物的・人間的なものが混ざることによって純粋な訓えがそのまま地上に残ることが無かった。

届けられた霊的な光を掻き消してしまう程、物質主義、唯物主義の力が大きかったということ。“今度こそは”ゆっくりでも確実に物質主義、唯物主義を駆逐しようという意欲が表れている。

少しずつ少しずつ、何百年も先の話にはなるが、唯物主義が改善されていく。

(3)―@ スピリチュアリズム運動の推進者(主役)とは

・地上人類救済の主役は霊界の高級霊たち、イエスを中心とする高級霊団

★自分はスピリチュアリストであると思っている人ですら、霊界人が主役であることを理解していない人が多くいる。

実際頑張らないといけないのだが、自分が頑張って発展させようと思っても無理。

「自分がやらないと!」思っているのと、背後に霊界が有って自分を通して働きかけてくれていると理解しているのとでは全く違う。

ホームページを作ったり、勉強会をするのも、同じように思うかもしれないが、自分が主役でやっているのと、霊界の道具としてやっているのとではその位置づけは全く違う。前者では単なる活動になってしまい、霊的成長は得られない。霊界の人たちはどういうことを伝えたいのか、訴えたいのか、霊界の思いと一体とならない限り本当の霊的真理普及の活動にはならない。

★地上では自力でやるには肉体を持っているので限界がある。どうしても肉体を保持するために肉主霊従と霊主肉従の間を行ったり来たりするもので、完全な利他愛というのはこの地上では不可能。

常に肉体の重さと戦いながら、ほんの少しでも霊的なものを優先させようという中で頑張らなければならない。霊界の人は肉体が無いので純粋に利他愛を持つことが出来る。

★霊界の人たちが働きかけるための媒体として仕事をするのが一番良い。霊界の人たちは全てわかっているので、広い視野から見た解決法に従うのが、一番効率が良い。

・(イエスを中心とする高級霊団が)霊界の高級霊に地上人類を救済する仕事を要請した(p.30/6〜8)

★他の同僚というのはインペレーターや聖ルイ、ホワイトイーグル、レッドクラウドなど名前も知らないようなたくさんの高級霊。物質圏で霊的真理を広める仕事に携わって欲しいという要請を受け、霊界通信の通信霊として役割を果たした。

★シルバーバーチのように再生の必要のなくなった高級霊にとっては、地上の波動に合わせるのは大変な苦痛を伴う困難なこと。あまりに波動がかけ離れているので霊界に霊媒をおかないと地上の霊媒とのつながりを持つことができなかった。

★自らの霊界での喜びに満ちた生活をすべて犠牲にし、自分を後回しにして、私たちの為に働きかけてくれている。

★霊界の人たちは同じ神の子である同胞が苦しんでいるのを見るに忍びなくて、一切の見返りを求めずに働いてくれている。霊界の人たちはそういう人達ばかり。

・霊団は宇宙で最強の力(p.44/10〜13)

★今この瞬間も地上に働きかけてくれている。

★自分たちが霊的通路になっていることを強く感じ、霊界を信じる。どんな時も働きかけてくれている。地上に働きかけるには地上の通路が必要なので、霊界人にとって霊的真理を理解した人は唯一の武器であり道具である。少しでも人の役に立ちたいと思っている人がいれば、霊界人にはすべてお見通しなので、道具として使ってくれる。その働きかけてくれる力は宇宙でも最強の力だと言っている。私たちだけの力では何もできない。

時期の来た人に霊的真理を手渡すことが一番良い方法なので、時期の来た人との出会いをもたらしてくれるよう、霊界からの働きかけを感じながら道具となることがスピリチュアリストの正しいあり方。

・多くの霊たちの無私無欲の利他愛・奉仕(p.41/後ろから2〜p.42/1)

★無私無欲の霊界人が無数にいる。シルバーバーチは地上時代の名前を決して明かさなかった。自分の地上での功績を一切言わず、ただひたすら自分を役立てたいというサービスの精神のみ。

・純粋な利他愛・人類愛(一切の見返りを求めない)(p.49/10〜13)

★これが高級霊の姿勢。ただ与えるだけで、ただひたすら地上人類のために役に立ちたい、霊的真理を提示して地上人が救われて欲しいという純粋な人類愛で働きかけてくれている。

・邪悪な集団・サタンと批判する間違った見方、実際は正反対(p.64/後ろから5〜後ろから3)

★霊や交霊会というと胡散臭いと思う人の方が多い。

★交霊会の行われていた当時、キリススト教会などには邪霊の集団だと言われていた。しかしそれは間違った見解で、純粋な利他愛で私たちを救いたいという一心で働きかけてくれている存在。

★霊媒現象すべてが高級霊によるものではない。むしろ低級霊・未熟霊のからかいによるものがほとんどである。霊媒の内容、参加する人の内容によって働きかけてくる霊の内容が変わってくる。霊界通信の内容が正しいか正しくないかを判断するのは自分の理性によって行い、それによって通信霊の霊格を判断する。

★イタコなどを通して死んだ人間と語ることは無意味。死んだ人は肉体を脱ぎ捨てて幸福であり、霊的成長の道を歩んでいる。地上からは霊的成長を祈るだけでよいので、霊媒に頼って呼び出す必要はない。

★スピリチュアリズムに反対する人のうち、例えばキリスト教ならその教義の中で正しいとされていること、既得権益などをすべて壊さないといけないので、スピリチュアリズムを恐れ、反対する。

(3)―E スピリチュアリズム運動の反対者

【1】従来の巨大な宗教組織(p.40/7〜8、p.40/10〜後ろから2)

間違った宗教教義を土台とする巨大な宗教組織への隷属 

→ 宗教的束縛・霊的牢獄(暗闇の中に人々を閉じ込め、スピリチュアリズムの救済の光を遮断する)

★キリスト教は初めて愛の神を説いた宗教であり、マザーテレサや聖フランチェスコのような素晴らしい人を出したことを思えば、その根本は正しいものが含まれていて優れた宗教であると言える。ただ、誤った教義が多く含まれているので、ただ教義を信じさえすれば救われるのだというように、教義をそのまま盲信してしまうと厄介。



【2】霊的無知な人々・唯物論者・無神論者(p.43/後ろから3〜後ろから2、p.44/3〜4)

霊の存在を否定する人間が、スピリチュアリズムの霊的真理を拒絶・軽蔑

★受け入れられない人にとってはどうあっても受け入れられないもの。いつの時代でも世間では霊のことを大きな声で話すと変に思われる。

軽蔑する人は知らないだけ。知性が高くても霊性が優れているとは限らない。


※スピリチュアリズムへの反対者の中には、この他にも「スピリチュアリズム内部の敵」や「邪悪霊(低級霊・未熟霊)」がいる


★スピリチュアリズムの教えを自分の利益のために使っている人達がスピリチュアリズム内部の敵

★統合失調症などはほとんどが未熟霊などの憑依によるもの。


※憑依についてはスピリチュアリズム普及会発行の「スピリチュアリズム・ニューズレター23号」<スピリチュアリズム・ニューズレター23号へ>に詳しく書かれています。

 

参考リンク

●「シルバーバーチは語る」(スピリチュアリズム普及会)3章 地球浄化の大事業

       <スピリチュアリズム普及会 スピリチュアリズムブックス 3章へ>

●関西シルバーバーチ読書会 2014年2月の学習のポイント

       <関西シルバーバーチ読書会 2014年2月の学習のポイントへ>

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