2章 交霊界の目的

一覧 > 2013年11月 > 2章 交霊会の目的

レジュメ作成者:スピリチュアリズム普及会 若山明子氏

黒字はスピリチュアリズム普及会、若山明子氏作成のレジュメ

青字は読書会中に若山氏が語られた内容

緑は当サイト著者の補足

ピンクは本などの抜粋(普及会出版のものはリンク先で全文読めます。)

※当サイトに掲載するスピリチュアリズム普及会出版の本文の内容や図はスピリチュアリズム普及会の許可を得て掲載しています。著作権等の関係上、無断で転載されませんようお願いいたします。

尚、当サイトはリンクフリーです。

2章 交霊界の目的 ――― 《原題》なぜ指導霊たちは帰ってくるのか ―――

「シルバーバーチは語る」はシルバーバーチの霊言集として一番初めに出版されたもので、交霊会そのものを掲載したのではなく、A.Wオースティン氏の編集によってテーマに沿って交霊会の中からピックアップしてまとめてある。とてもよくまとめられているが、それでもテーマと逸れるなどちぐはぐな部分もある。

今回使用したプリントは「何の為に交霊会が行われるのか」「何故指導霊たちは帰ってくるのか」というテーマに絞ってまとめられている。

●なぜ地上へ戻ってきたのか

(p.30/6〜後ろから3)


・地上人類の救済のため

★地上人類救済ということがスピリチュアリズムの大きな目的

 これまでも宗教や政治、教育等として霊界から働きかけてきたが、人間的なこと、物的なこと、利己的なことに翻弄されて真理が歪められ、悲劇はなくならずにひどくなる一方だった。

    →これがスピリチュアリズムという高級霊界からの組織的な働きかけが行われることになった原因

★地上の悲劇を根本的に無くしていこうということが目的

★シルバーバーチだけでなく、何億という高級霊が地上人類を救済しようと働きかけている。他の高級霊もシルバーバーチと同じように、イエスを中心とする高級霊団から要請を受けて地球浄化の大事業に参加している。



・地上に霊的真理をもたらすため

★地上人に最も欠けているのは真理の正しい理解

    →真理を正しく理解する事によって真実の幸せな人生が開けてくる

★神が私たち人類共通の親であることが真に理解されていたら、人種差別、宗教の違い、利己主義からの戦争は起こり得ない

●地上の悲劇・不幸の原因

(p.31/後ろから3〜p.34/1)



・物質によって霊眼が曇らされた

・五感という限られた感覚でしか物事を見ることができない

★何故このような地獄さながらの世界になってしまったのか

    → 物質至上主義

    → 五感(目に見えるもの、聞こえるもの、触る事のできるものなど)しか信頼できない

・万物の背後に絶対的統一原理である大霊が宿っていることが理解できない

                                                    → 最も根本的なことを知らないということ

                                                                   

                          霊的視野が持てない、肉主霊従、物質至上主義、霊的同胞意識が持てない

                                                                   

                                          差別、混乱、不幸、破壊(人類共通の悲劇)

★霊的無知が根本原因となって、霊的なエネルギーを取り入れることができずに肉主霊従に陥ってしまったため、霊的視野を持てず、肉体・物質がすべてと思い込んで霊的なことを意識できない、人類すべてが神の子どもとして兄弟姉妹であることを意識できなくなっていること、などによって地上のあらゆる悲劇がおこっている。


★2つのガン

 

@物質至上主義 → 豊かさが幸せ

Aエゴイズム  → 自分の幸福(豊かさなど)が得られるなら他人はどうでも良い

これら2つのガンによって悲劇が蔓延し地上は地獄さながらになってしまった。

日本にいるとわからないが、今この時代においても飢餓は深刻な問題であり、先進国では死因の一位はガンや心臓病などの病気だが、人類全体としての死因の一位は飢餓による死亡である。これが世界の実情。

穀類は地上人類すべてをまかなうだけの量があるが、分配できていない。

貧しい国では、食肉用の牛や豚への飼料として穀類が使われているため、穀物を作っていても自分達は食べることができない。

肉食を減らすだけで飢餓の問題は改善される。動物は人間に食べられるために存在しているのではない。人間に愛された動物達は穏やかに愛らしくなっていく。

人間は動物に愛を与えるという神の代理者としての立場を与えられている。

長い歴史の中でどうしても肉食が必要な時代もあり、一概に肉食がいけないとは言えないが、嗜好品として肉食をするのは誤りである。

肉を食べないと人体で合成できない必須アミノ酸が摂取できないと言う人もいるが、実際は肉を食べなくても米と大豆製品(納豆、豆腐、高野豆腐、味噌など)で必須アミノ酸はすべて摂取できる。(※但し米は精白米ではなく、分づき米が良い)

また、テロ・戦争も絶えず起こっている。

こういう実情を何とかしなければならないが、地上人だけではどうにもならないと判断され、霊界の人たちが立ち上がった。



★神が霊的な人類共通の親であること、死・死後の世界のこと、など根本的な霊的真理を知らないことが悲劇を生んでいる。

霊的真理を理解することで、物質中心主義・利己主義を霊中心主義・利他主義に変え、まだまだ先のことになるが、いずれは人類すべてが神を親とする霊的兄弟姉妹であることをみなが理解している霊的同胞主義・地上天国の世界になっていく。今後何百年もかけて地球人類はそのように進歩していく。私たちは死後も霊界で、また次の再生人生でもスピリチュアリズムの一員として働くことになる。きっとそうしたいと願うだろう。

●スピリチュアリズム普及によってもたらされるもの

(p.35/4〜8)

・もっと高尚で気の利いた生き方(霊中心の生き方)

・お互いがお互いの為に生きる世界(利他愛支配の世界)

★シルバーバーチたち霊界人と私たち人間は同じ大霊という親を持つ兄弟姉妹だと言っている。肉体を持っていると感じられないが、霊界へ行って肉体がなくなるとそういうことを実感として感じることができる。

しかし、霊的真理を知らないと死んでもなかなか実感することができない。だからこそ地上にいるうちに霊的真理を学ぶ機会が必要。

・この世的な平和や幸福ではなく、霊的に高尚で価値のあるもの(霊的な宝、霊的成長)

★肉体を持っていないと利他的な思いが自然に湧き出てくる。利他的で当然。

しかし、肉体を持つと肉に影響されて利己的になりがち。それを意志の力で克服することで霊性が強化され、霊的成長が促される。地上で努力することで霊界の何倍もの霊的成長が得られる。

★物質に振り回されない霊中心の生き方

★自分さえ良ければいいのではなく、「人の為に」という世界にしてあげたいというのがスピリチュアリズムの目的

★物質的に恵まれ、家族さえいれば良いというような小さな物質的な幸せではなくもっと高尚なもの

★人間の真の幸福とは霊的成長をすること。自分のことよりも人が困っていたら助けてあげるということが本当の幸せであることを教えることが真の教育

●霊的真理を伝える

(p.35/後ろから4〜p.38・後ろから1)

・自分が手にした真理を次の人に伝えてあげる→真理を知った者の義務(伝道は義務)

・居眠りをしている魂を目覚めさせる

・大霊の摂理、霊的真理を理解する=大霊と一体となった生き方への唯一の道(人間本来の生き方)

・知識はすべて大切、知識にも段階があり、一つ一つ理解し吸収していく

            →ここで良しという終わりは無い(真理は無限)

・先に真理を知った者が真理に忠実な生活を送る(実践)→霊界からの働きかけがしやすくなる

・真理を知った者は霊界からの霊力を届ける通路・良質な道具

★他人の為に自分をどれだけ犠牲にしたか。本当は自己犠牲は誰にでもできることで、シルバーバーチや霊界の方々はそれを望んで霊的真理を地上に下ろしている。たった一人でも誰かを勇気付けることができたらそれは素晴らしい人生。

★伝道に際して、自分はまだ未熟だと思っていても、伝えることで相手のほうが自分よりよく理解できることもある。そういう時、真の道具となったと言える。それが霊的宝を積むとういこと。

★何も知らないでいるよりは知っているほうがいい。時期で無い人には早く目覚める日が来るように祈ってあげる。手渡したら後は本人に任せる。

★真理が理解できない時は一旦置いておく。いずれ何らかの体験で理解できる時が来るので焦る必要は無い。頭での理解から何年か経って真理がぐっと胸に迫り本当の理解ができるときがある。真理とはそういうもの。

★地上人にとって理解できるレベルの摂理はすべて伝えてくれているので、私たちは吸収する努力をしなければならない。霊的に成長すればそれだけ理解度が増え、摂理を多く理解することができるようになる。

★霊的真理を伝えることがスピリチュアリズムを知った者にとっての最大の奉仕。それを通して霊的に成長する。

★地上での束の間の幸せではなく、霊界へ行ったときの幸福を求める。地上で効果的な成長をして霊性を磨いて霊界へ帰る。

★地上生活は苦労と困難の連続であることが当然。そうでなければ地上にきた意味が無い。嫌な事だらけだからこそそれを乗り越える努力の中で霊性が磨かれ飛躍的に霊的成長ができる世界。

★霊的な段階は永遠で、知識を得ると更に次の知識が見えてくるのでこれで良いという時は来ない。

★地上にありながらも同時に霊的な世界に身を置いていることを忘れない。地上に現れているのは肉体と本能だけだが、霊体や霊は霊界に存在している。地上にありながらも人間はあくまでも霊的存在。



★物質的援助とは → 食べ物・水・空気・太陽の光

★霊的援助とは → 霊的エネルギー・霊的真理 

★霊的エネルギーが枯渇すると大変なことになる。心配の念や不安、肉主霊従の状態などに陥り物的波動が大きくなると霊的エネルギーの通路が塞がれてエネルギーが入ってこなくなる。不安、怒り、悲しみはそのオーラでバリアを作り、守護霊は近寄れなくなる。どんなに苦しい時も守護霊に助けを求めることで霊界との絆が断ち切られることなくその一本の道を通して霊的エネルギーを送ってくれる。悲しんでも良いが霊的な思いを断ち切らないようにすることが大切。

★霊界人はヒーリングに限らず霊に直接エネルギーを与えてくれる

★大霊の摂理にそっているとき、守護霊と一緒になって霊的心が高められた状態にある(霊主肉従)とき、などが大霊と一体となっているとき

 

参考リンク

●「シルバーバーチは語る」(スピリチュアリズム普及会)2章 交霊会の目的

     <スピリチュアリズム普及会 スピリチュアリズムブックス 2章>

●関西シルバーバーチ読書会 2013年11月の学習のポイント

     <関西シルバーバーチ読書会 2013年11月の学習のポイント>

前のページへ

home

inserted by FC2 system